前回に引き続き、私が出逢った有能な医者についてお話しします。
2人目を自然妊娠出来たのは今回お話しする2人の先生のおかげだと思っています。私の人生を大きく変えてくれたC先生とS先生です.

高度不妊治療専門医C先生

C先生は、とても規模の大きい不妊治療専門病院の先生です。私が不妊治療をしていた当時から、様々な地域で講演会を実施されていました。そんな忙しさの傍ら、診察もされておられたので、不妊治療に対する情熱は凄かったなと思います。情熱のある医者はとにかく情報発信力もすごいです。講演会、本の出版もされていたので、不妊で悩む人たちを救いたいという気持ちが溢れている先生でした。
私が先生のところへ飛び込んだのは、2人目は体外受精ではなく、自然妊娠で授かりたいという熱い思いがあったからです。結果的には4人の先生の中で一番お付き合いが短かったのですが、当時C先生にしかできなかった卵管形成術という治療方法受けたことで、自然妊娠で2人目を授かり、私の人生は劇的に変わりました。

C先生のすごいところは、不妊治療を高度な医療技術だけに絞らず、普段の生活を見直してみようという考え方をもっておられたことです。妊娠しにくい自分の体質をしっかり改善してこそ、高度な治療技術を生かすことができる!という理念が私の心を動かしましたし、その後の私の人生においても大切な知識をたくさん学ばせてもらいました。

信頼関係を重視する S先生

卵管形成術を受けたあと、自然妊娠にチャレンジすることを決めました。C先生は「自分のライフスタイルに合わせて病院を決めていいよ」とアドバイスをして下さったので、私は迷うことなく近所のS先生の病院に行くことを決めました。そして、また、卵管閉鎖が見つかればC先生のもとへ戻ろうと決めていたので、気持ちに焦りがない環境を与えてもらいました。S先生は地域でも、評判の先生でした。ちょうどその頃に独立開業することになったのも大きなチャンスでした。

S先生は私の不妊治療歴を見て、物凄く褒めて下さったんです。
「あなたはよくここまで頑張って1人目を授かりましたね」
「5回も体外受精をしているだけあってよく勉強しているね」

不妊治療をしていてこんなにも褒めてくれたのはS先生が初めてでした。
だからこそ、私もS先生も「絶対に2人目授かれるように頑張ろうな」っていうスタンスで2人目不妊に向き合えました。
当時の生活は、仕事を終えて保育園に子どもを迎えに行き、夜遅く病院に行く。考えただけでしんどいことなのですが、私は、病院に行くことが苦ではなかったんです。
あと、S先生は、私の身体の情報を細かく伝えてくれました。

「あなたはこの部分に内膜症も筋腫もあるけど、この状態なら大丈夫だから心配ないよ」とか・・・

とにかく、私を不安にさせるような言葉は一切言わない。前に根気強くタイミング法を続けて前進あるのみ!という雰囲気でした。S先生の人柄が大好きにでした。これが医師と患者の信頼関係ではないでしょうか?

今日のお話はここまでです。引き続きまるこのラジオでは、医者との付き合い方についてお話します

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