私は、両側卵管閉塞があるために自然妊娠は無理だと医者から宣告されました。そこで5回もの辛い体外受精をせざるおえなかったのです。そこで、様々なで出逢いの中で知った情報の一つに卵管鏡下形成手術という物があり、2人目不妊の最初の治療法として挑戦してみる事にしました
どのような手術なのか
私の場合、手術は日帰りで行われました。局所麻酔だったので意識はある中でとても細い内視鏡を卵管内に通していきます。麻酔の使い方も病院によって様々です。眠っている間に終わったという人はもいますので、全身麻酔の病院もあるのでしょう。手術中は、C先生がモニターを見ながら、私の卵管の状態を伝えて下さっていました。痛みはありましたが、今でもあまり覚えていないので、激痛ではなかったと思います。手術の時期は生理終了から排卵までの期間です。
費用については、保険適用にも関わらず20万ほどかかりました。高度療養費制度の限度額申請の対象だったので、手続きをしてお金の補助を受けることができました。それだけ高度な医療技術だという事ですが、私の場合、人生を大きく変える程の価値のある治療だったと思います
術後の不妊治療
卵管鏡下形成術をうけると、卵管が通っている状態なので妊娠のチャンスが高くなります。しかし、それも有効期限があって、効果は半年から1年。こう言われるとまた気持ちが焦りだしてしまう私がいました。しかし、気持ちを落ち着けて・・・1人目の不妊治療とはちがい、子育てや仕事をしながら進めていかなければなりません。
まず一番の問題は、通院です。毎日、1時間半もかけて通院するなんて不可能です。そこでC先生は「あなたが一番通いやすい病院で診てもらって下さい。そのうえで定期的にこちらへ来ていただいて大丈夫ですよ」このC先生の言葉に私は救われました。1人目の時は「なんでデーターがないのにてんいんしてきたんだ!」ってドクターハラスメントにあった経験がありましたから・・・(#2の記事をご覧くださいね)
C先生はまた、セカンドオピニオンの立場で私を支えて下さるという事です。この病院は、本当に不妊治療をがんばる人に寄り添ってると感じました。
地元で評判の産婦人科医S医師との出逢い
そして、また産婦人科探しがはじまりました。出産した病院はあまり印象が良くなかったですし、大きな病院は、診察に時間がかかるので選択肢からは排除しました。ちょうどその時期、地元で評判の大きな病院の産婦人科医が開業することを聞きつけたのです。
変な医者かもしれないけどとりあえず行ってみることにしました。その病院の先生はS医師と言います
S先生は、初診で私に向かってこう言いました。C先生からの色んなデーターを見て感じた事だったのでしょう
「あなたは、よくここまで本当に頑張ってこられましたね。素晴らしいです。今、卵管が最高にいい状態ですから、2人目が授かるように、一緒に頑張っていきましょう」
医者と言うのは心がない 私はずっとそう思っていました。でもS先生は、初めて出逢った私を丸ごと受け止めてくれたんです。こんな光栄なことはありません。そして、C先生は、卵管鏡下形成術のデータではなく、カウンセリングで私が話したことや5回の体外受精をしていること、腹腔鏡をしたことなど私の不妊治療歴を全てS先生に伝えて下さっていたんです。お医者さんと心がつながってしまえば怖いものはないと思いました。
今回のお話はここまでです
不妊治療に関する質問がございましたら公式ラインより受付いたします
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引き続きまるこのラジオでは、医者と患者の関係についてお話しますね